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業の深き人生 

今日学校へ行くと俺の席にクラスで1番嫌な奴がいた。
そこは俺の席だこの野郎さっさとどけと心の中で唱えつつ俺はカバンを自分の机に投げつけた。
やつはビクっとして何やら言っていた。へへ、いい気味だ。

専門学校の1日というのは高校と大差なく、毎日6時間構成で進んでゆく。
教室移動など最初は不慣れで戸惑いもしたが今ではすっかり慣れた。

1日の授業を特に何事もなくこなし帰路についていると母親からメールが。なんだよと思いつつ見てみると帰りにマツキヨでボディソープの詰め替え用を買ってきてとのこと。自分で行けと返信しようとも思ったが家族の中でボディソープを一番使うのは俺だったのでおとなしく従うことにした。これで値段を偽れば100円ぐらい多めにもらえるかもしれないしな、頭いいぜ俺…。

そしていざマツキヨへ。雨が降ると言っていたが降っていなかったのでラッキーと思いながら店へ。店内には学校帰りの女子高生やらおばちゃんがいた。それとなくあたりを見回してみるがどうにもボディソープが見当たらない。あるにはあったがボトルの奴で僕の求めている詰め替え用のものではなかった。そこで店員に聞いてみると詰め替え用は2階にあるとのこと。
ったりいなぁと思いつつ階段へ向かう途中であることに気がついた。「2階 化粧品売り場」

…!?

男の俺が化粧品売り場で何かを探している様はどう見ても怪しい。
戸惑う僕、しかしボディソープがないと体が洗えない、このままでは学校でのあだ名がカメムシになってしまう。
そんなことになってしまったら僕はもうだめだ。登校拒否だ、退学だ、NEETだ。
僕は覚悟を決め2階への階段を上ることにした。

速攻で帰りたくなりましたた。

女子高生が3人で化粧品を見ている。そのうちの一人と目が合う。
なんだろこの空気。まぁいいさっさと目当ての品を見つけてトンズラしようじゃないの
さてとどこだいビオレさん…あれれ見当たらないよ?
やむを得ず再び店の人に聞いてみることに。
するとあろうことか店員は女子高生のいる奥の方を指差しあちらのほうにございますと言いやがる。
誰の指示で俺をいぢめてやがるんだこのキヨシは…。
仕方ないのでパッと行ってパッと取ってくることにした。
へへ…無事確保したものの奴らの談笑が俺のことをキモいとか言って笑ってるかのように聞こえてきやがる。

目当てのものも確保したのでそそくさと店を出ると雨が降っていた。

俺は泣いた。

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